釣りをしている方の中には、ルアーを自作できないかと考えている人もいるのではないでしょうか?どうせ作るなら、市場にはなかなか出回らない、究極のルアーを作ってみるのはいかがでしょうか?
やってみると、それほど難しいというわけではありません。ルアー作りという新しい趣味を広げられます。特に愛着のわく、自分だけのルアーを持つことができます。
まだ途中ですが、夜光貝ルアーを実際に作ってみました。参考になればと思います。
【究極のルアー】市場になかなか出回らない、夜光貝ルアーの作り方
夜光貝は、メルカリなんかでも2、3千円で売ってます。
キビナゴ筋と呼ばれる部分を切り出す
写真の部分をまず切り出します。
なぜこの部分を切り出すかというと、真ん中に入った筋の部分がキビナゴみたいに見えるからだそう。ネットの受け売りです。
この時使うのが、通称サンダー(ディスクグラインダー)の切断といしというものです。
薄さはいろいろありますが、ちょっと高くても、1ミリや0.8ミリのやつがお勧め。全然切れ方が違いますので。
とか
とか
サンダーは長く使うならちょっといいのじゃないと、と個人的には思います。
こんなの
切り出した後、研磨用の砥石で削ります
ここで大事なのは、ルアーの向き。
夜光貝は、入り口の方から見た時に輝くそうです。(自分にはいまいちわかんないですが)
それで、わからなくなる前に、どっちを先端にするかマークしておきます。
全然、釣果が変わってくるようです。
砥石はこんなの
さらに真珠層を出す
削った後がこんな感じ。(ピンボケ)
荒削りが終わったら、ペーパーの砥石で整える
形がバラバラです。もう一回、紙の型を当てて、今度は細かい番手で削ります。
こんなの
120番くらいがちょうどいいと思います。
削った後がこちら
穴を開け、真鍮パイプで補強する
穴を開けるのは、インパクトドライバーがベストでした。
2.5ミリで開けます。
ちょっと狭かったので、ミニルーターとかで広げました。
その後真鍮パイプを入れて、アロンアルファで留めて、
もう片方を切断砥石で切ったら、形が見えてきました。
こんな感じ
インパクトドライバー。安くても1万5000円くらいしますが、DIYをするにはどうしても欠かせないものです。
ドリルはとりあえずこんなので十分。(仕事で使うと壊れやすいですが)
真鍮パイプ。(使ったのは外径2.6ミリ)
今日はここまでです。
なぜ作ろうと思ったのか
なかなか手に入らない希少なものだから
いろいろ調べてみると、市販されることもあるそうですが、数量未定の限定販売のような形のようです。
仕方がないでしょう。
材料自体が安定的に手に入るものではないでしょうから。
加えて、夜光貝というのは人工物ではないので、削ってみるまではどういうものが出来上がるかはわかりません。
ルアーとして素晴らしい
これは、もちろん未検証ですが、ネットなんかを調べると、漁師は良い夜光貝ルアーを絶対手放さないので、市場には出回らないとのこと。
天然の輝きは、人工では作れないものだというのはみていて納得です。
(まだ全く磨いていないので、輝くのはこれからですので)
素材効率がいい
どういうことかというと、最初アクセサリーを作りました。
メルカリで売っているのでもしよければご覧ください。(全く売れてないですが^^;)
アクセサリーを作る時、意外と、私は、このキビナゴ筋のとこ使わないんですよね。
だから残っている素材で作れたので、効率がいい、というわけです。
注意点
電動工具は危険
一歩間違えば大怪我しますので。
私は、自慢ではないですが、ずっと溶接屋なので、サンダーは半分手の一部みたいな感じでして。
くれぐれも注意してください。
うるさい
サンダーは音がします。
東京ではできないかも。風呂場でも相当大きな音がしますので、知り合いの工場などを借りてやるなどがいいかもしれません。
私はベランダでやっていますが、夕方6時までと個人的に決めています。そんな住宅街ではありませんが、近所迷惑にならないように。
粉が舞う
夜光貝の粉塵は体に悪いです。
なのでやっぱ風呂場はやめたほうがいいかも。
風通しのいい場所で行うようになさってください。
まとめ
喜界島という離島にきて、夜光貝をタダで頂いたので始めた夜光貝加工ですが、面白いです。
別に離島にいなければできないわけではありません。ぜひ新しい趣味に取り入れてみてください。
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