関東で渋滞を避ける6つの方法

こんにちは、スミながらです。

現在、東京ときどき旅の生活をしています。車で旅行した経験を含めながら、東京での生活のあれこれを発信しています。

先回は、関東の渋滞は予想がつかないことをお伝えしました。今回は、渋滞を避けるための方法を考えます。

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そもそもなぜ混むのか

その答えは、一にも二にも、もちろん人が多いからである。

しかし三くらいに来るのが、休みが暦通りの人が多い事だと思う。

 

どういうことかというと、僕が以前いた浜松では、これは小さな会社が多かったせいなのか、休む日は結構会社ごと違ったような気がする。実際僕が勤めた会社がそうだった。

「忙しければ祝日も仕事をする」というのが普通だった。

でも関東では、暦通りに休む会社が多い!今の会社も極小企業だが、なぜか他の会社の休みをできるだけ気にして休みを設定する。

それでも、小さな会社なので時々祝日も仕事をするが、そうすると、本当に通勤の道はガラガラである。

 

だから、観光地ではその逆ではないか、と思う。みんなその日にしか行けないから、イナゴが押し寄せるみたいに、人で埋め尽くされる。

これは本気で思うことだが、みんな同じ時に休むからおかしくなるわけで、業種ごとに大型連休をずらすとか、従業員が選択できるとか、絶対した方がいいと思う。

観光地の人も、絶対、分散すればいいのに、と思ってると思う。

 

でも現状、渋滞に対処していくしかない。考えてみました。

基本:他の人がどういう行動をするか読む

まず大前提として、この広大な関東平野に住んでいる以上、大量の人に囲まれている現実がある。その大量の人がどう行動するか、ということを考えなくして渋滞を避けることはできない。

そして、考えても分からないこともある。天気と同じで、大量の人の集団心理は予想がつかない事もあるというのも事実です。

こんな点を踏まえて、できることを上げてみたいと思います。

その①:渋滞予想を利用する

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関東が人が多いと言っても、どこもかしこも混んでるわけではない。

いわゆる砂時計のくびれの部分のように、必ずと言っていいほど混むポイントが高速道路にはある。例えば、東名高速の「大和トンネル」とか中央高速の「小仏トンネル」なんかである。

そして、そんな混むポイントを、前もって知らせてくれるのが、渋滞予測である。

例えば、日本道路交通情報センターなんかが渋滞の予測をしている。現在の渋滞ポイントではなく、先の渋滞予測である。

しかも、一週間二週間とかでなく、四か月ぐらい先まで予測している。過去のデータを基にしたものなんだろうけど、家族などがいて失敗ができない旅行などの時にはいい判断材料になる。

 

僕も、友人たちと、混むに違いない日に旅行に出かけるときに、これを利用した覚えがある。

板橋から実家の近くの掛川花鳥園に日帰りで行ったことがあった。意外に距離がある。渋滞にはまったら、それこそ泣きそうになるだろう。

細かい話になるが、板橋から最短距離は、5号線(関越につながっている首都高)から入ると、C2(山手通りの下を通っている地下の首都高)を通って、3号線→東名高速道路となる。よっぽどのことがない限り、このルートを選ぶ。

しかし、その日、東京料金所が非常に混むという予想が出た。そうなると別のルートがある。最近できたルートだが、4号線から中央高速に入ったところで、八王子のあたりで圏央道がつながって、海老名まで行けるようになった。距離的にはもちろん遠回りになるが、リスクが少ない。

結果、ストレスフリーで海老名まで行けた。

7時前には東京を抜け、朝日を左に眺めながら向かった写真です。

その②:土曜日や連休初日の朝7時から11時には出発しない

場所やシーズンにもよるが、6時前か午後出発するのが原則。

みんながどうしたいかを考えればわかる。「基本」で述べたように、みんなも朝ゆっくり出発したいのである。みんなよりちょっと頑張るかが大きな違いを生む。

独り者だったら、早く出るのはそれほど辛くはない。ただ、それが難しいのも現実だろう。さっき言った静岡への日帰り旅行も、一緒に行ったのが独身の子ばかりだったから朝早く出れたのもある。

しかし家族がいると変わってくる、妻やまして子供がいると、早起きするなんていうと楽しい休日が一気にサバイバル感を帯びてくる。

そんな朝頑張ってまで行くなんて、逆に疲れに行くみたいになるからいやだ。

とか言われて、8時なんかに出発したら最悪である。

もし6時に出発していたら8時に着いていたものが、2時間遅らせただけで4時間も渋滞に巻き込まれ午後2時に到着のような結果になる。(妻が京都に行った時の実体験)

 

朝は化粧や準備に忙しいと訴える妻に対して、「もし2時間遅れたら4時間渋滞に巻き込まれるよ」と利を説いて説得することをお勧めします。

その③:雨の日はチャンス

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特に紅葉や桜など、自然を見たいという場合に有効な方法である。

 

東京のスーパーなんかでは、その日の売れ行きによって生鮮食品が夜7時や8時に半額になる。元が結構高めの設定なので、我が家ではたいてい半額頼りで買い物をしている。

でも、いつも安くなってるわけではない。スーパーも慈善事業をしているわけではないので、売り切れてはいけないが、あふれるほど余りを作りたいわけでもない。その時間に行っても、みんながもう正規の値段で買っていて、何にもなかった、と帰ってくることもある。

しかし、勝率7割の確率で勝てる日がある。

それが、雨の日である。

もちろん僕(というより妻)の思考と同じ思考をする人もいるかもしれないが、たいていの人の感情は正直である。

雨の日は外に出たくない、のである。東京ではみんな自転車や歩きなので、雨の日に外に出歩くのはホントにめんどくさい。

 

観光地に関しても、まさにこの考え方がすっぽり当てはまる。人が行きたくない日こそ、絶好の観光地日和ともいえる。

ものは考えよう。是非とも、雨の日こそ雨に濡れた桜や紅葉がキレイに見える!と、自分のほうの気持ちを変えることによって、なんとも半額セールを観光地でもモノにしていただきたいと思います。

その④:時には渋滞覚悟でシーズンど真ん中に行ってみる

ひとつ目の応用だが、みんな渋滞は嫌だ。それで、渋滞に嫌気をさした人みんなが「休みに出かけるのを避ける」、というのにかけてみる。

そして最も混んでるだろう時をあえて選んで出かけてみる。

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たいていは失敗するが。

 

でも、渋滞覚悟で行って大渋滞だったら、「予想通りだったね」だし、さほど渋滞がなかった時の得した感は半端ない。ある意味失敗がなくなる? 考え方かもしれない。

その⑤:ある程度混むのを覚悟しなければどこへも行けない

方法というよりあきらめに近い考えだが。これも事実である。関東で完全に渋滞を避けようというのは、不可能である。

 

これは車の渋滞に関してではないが、最近選択を迫られた。

今年の四月か五月に奄美諸島に行く計画に関してである。目の前に2つの選択肢があった。休みを取って平日に行く。か、GWに行くか。

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東京から奄美へは、バニラエアが通っている。ココでも、みんながいつ行きたいかが航空券の値段に大きな影響を与える。平日だと、セールを上手に使えば下手すると片道2000円くらいで行けたりする。しかし、ゴールデンウィークはそう簡単に下がらないどころか、完全に足元を見た設定になっている。東京に住んでる人が、祝日や大型連休を一貫して休む、という習慣を決して変えなかったことのつけ、その生み出してきたものが、LCCの足元を見た値段設定である。あまりにも連休しか行けない人が多すぎるので、アホみたいな高い値段にしても売れてしまうのである。

実際、正確には覚えていないが、平日だと2000円から5000円で行けるところを2万とか、3万とかの値段設定にしてある。二人で行くと、往復2万円で行けるところを、10万くらいかかることになる。(概算です)

こう単純に比較すると、平日に行けばいいじゃん!となるが、(僕もそういう気持ちだが)、そう簡単でもない。お金をもらえる日にそれを捨てて、いくらか同僚の冷たい視線を感じながら旅行に行くことになるからだ。平日に、3日休むことが8万以上の損失になることもある、というのも社会や会社員の現実かもしれない。どちらが損かを考えて、それでもGWに行くという選択もあるんだろうと思う。

 

金額での違いで比較したが、渋滞に関しても多くの人はそういう比較をして、あえて出かけているんだと思う。「社会の暦」という無慈悲な縛りを打ち破れない人にとっては、混むだろうけど休日に、平日に行くのよりも5倍の労力をかけて行くという覚悟で決行するのもありだと思います。

その⑥:大型連休をずらす

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その⑤で言ったようにこの社会に従うのではなく、尾崎豊なみに我が道を行こうとする方法です。(分からない人もいるかも)

これができる人は、多少のリスクを払ってもする意味がある。

要するに、会社とガチで交渉するのである。

もちろん海外に行くとなると効果は薄れるが、国内に限ってはおそらくこれまでのどの案より効果は絶大だと思う。特に関東では最終的にはこの方法しかないんじゃないだろうか?

冒頭でも触れたが、ほんとに関東では暦重視の会社が多い。

 

人生の中で知らないことを知るための旅は本当に人を豊かにすると考えている僕は、声を大にして言いたい。

休みを分散させよう、と。

 

この社会の仕組みを変えようと思う人自体あまりいないことを不思議に思う。もちろん、会社の側の立場で考えれば、周囲の会社と同じ日に休みを取る、という暦のシステムには非常に大きな意味があるのも分かっている。流通や取引先とのやり取りでこれほど便利なことはない。そして、日本はこういう会社優先の考え方だったから発展してきた、というのもあると思う。

 

でも、それでも、メリットはデメリットを上回ると思う。

休日でリラックスした人が、そのエネルギーを会社に還元できると考えるのは無理なのだろうか。

休日みんながイナゴのようにおんなじ場所に行くという現象を経験した人が、あの理不尽を経験してなお、なぜこの仕組みがおかしいと感じないんだろうと思ってしまう。

 

・・・・・もしかすると、人込み嫌いな僕のような人間とは逆の人が多いのではないか、と疑ってしまう。僕は人ごみの中にいると、メンタルの電池が急激に減っていくのを感じるぐらい人がいっぱいいるところが嫌いである。

しかし、人ごみにいると安心するという人も多いのかもしれない。

僕は、観光地に行って僕だけでも「少なくてよかった」と思うが、「寂しい」と思う人も多いのかもしれない・・・・。

 

もちろん理由はそれだけではなく、今の会社では現実それは難しい、と思う人が多いんだろう。

是非会社の中で偉くなって、そういう会社の雰囲気を変えてみたらどうだろうか。「みんながおんなじ時に休まなくてもいいと思いません?」って。

 

ブロガーとかアフィリエイターと言われるような、ネットで仕事をする人たちは、おそらく僕以上にそういう自由を求めた人なんだと思う。海外などで、自由に拠点を変えながら、ネットさえつながればそこで仕事ができて生活できる。

僕にもそんな道がいつか開けたらと思います…。

まとめ

関東で車で出かける際、渋滞を避ける6つのコツを考えてみました。多くの人数を抱える関東において、やはり基本はほかの人がどう考えるか、を想像してみることです。

参考になるかはわかりませんが、是非、楽しい週末、連休、GWを過ごされてください。

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スミながらです。2019年初めに、鹿児島の離島「喜界島」への移住を決意。半年後の移住を目指して準備をしてます。仕事の情報がないということもあり、将来足しになればと思いブログをはじめました。喜界島に移住するうえで経験したあれこれをお届けします...

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