喜界島の酒造って見学できるの?「朝日酒造」「喜界島酒造」体験

スミながらです。喜界島の酒造が見学できるのかが知りたい、という方のために情報をお伝えします。

この記事を読むと、奄美の離島〜喜界島にも現存している酒造の見学に一度は行きたいという気持ちになると思います。

現在、妻と二人で喜界島で生活しています。日常生活で通る場所に酒造があります。ただ、横で見ているだけでは分かったことにはなりません。二人で実際に行って見てきましたので、正確な情報をお伝えできると思います。しかも、今回、喜界島に二軒だけある酒造をハシゴして来ました。

喜界島の酒造って見学できるの?「朝日酒造」「喜界島酒造」体験

予約の仕方は?

基本は電話予約です。

朝日酒造 0997-65-1531
喜界島酒造 0997-65-0251

ネットで予約できるといいのに、と思う人もいると思います。もちろん島では携帯は繋がりますし、なんと光回線も通っていますので、みんなネットを使っています。ただ、日常生活において、島では基本、電話で予約するのが普通です。ですので、諦めて電話してください。

もちろん、小さな酒造ですから、訪れる人が多いわけではないと思います。でも、電話すると丁寧に応対してくれます。

はい、朝日酒造です。

スミナガラ
スミナガラ

明日、見学したいんですが。

明日ですか?何時ごろがいいですか?

スミナガラ
スミナガラ

2時ごろでもいいですか?

ちょっとお待ちください。…。何人ですか?

スミナガラ
スミナガラ

夫婦二人です。

わかりました。2時に2名ですね。場所は分かりますか?

スミナガラ
スミナガラ

ほっともっとの近くのとこですよね。

そうですね。入り口の前でお待ちください。

朝日酒造と喜界島酒造は車で2分くらいしか離れていません。それで、今回は朝日酒造に午後2時から、喜界島酒造に午後4時から、と梯子することにしました。

はい、喜界島酒造です。

スミナガラ
スミナガラ

見学の予約をしたいんですが。明日の四時くらいがいいんですが。

ちょっとお待ちください。…。大丈夫です。4時にお待ちしています。

スミナガラ
スミナガラ

よろしくお願いします。二階が事務所でしたよね。

はい、二階に来てください。

島の地理に詳しくない方は、朝日酒造の場合、どこにいけばいいかをしっかり聞いてください。喜界第一ホテルの近くにあるのが事務所(所在地:喜界町大字湾446−16)でその道の反対には洒落た木の壁の貯蔵所があります。湾港の近くのほっともっとのそばにあるのが酒蔵です。住所でいうと「喜界町湾41−1」です。

喜界島酒造の事務所は二階です。

実際に行ってきた。

結論から言うと、酒付きにとっては試飲8割、酒が飲めない人でもおすすめです。

とりあえず、非日常な工場内のタンクの風景で楽しめます。おじさんが順番通りに説明してくれます。今回は1時間くらいで見学できましたが、本気の見学をしたければ、お願いすると別の場所にある貯蔵所なりを見せてくれるみたいです。最後の試飲では、そこでしか飲めないものをいただけます。

7枚ほどの写真をご覧ください。

まずは朝日酒造です。

朝日酒造

一番右にあるのが圧力を下げれるタンク、だそうです。蒸留温度が下がるそう。

アルコールの濃度を測るものらしい。初めて見ました。浮力でわかるらしいですね。

喜界島の黒糖と沖縄の粟国島の黒糖を食べ比べさせてくれます。

びっくりした点ですが、喜界島ではサトウキビが主な産業ですが、黒糖はほとんど作られていません。

どう言うこと?

実は昔は黒糖を作る工場が何箇所もあったようです。しかし、今現在、島のサトウキビのほとんどは、スプーン印の三井製糖関係の製糖工場に運ばれます。そして、この工場は、ザラメのみが生産されます。

島に来たとき知らなかったので戸惑いました。島でいくらでも黒糖が売ってるかと思っていたんですが、売っているのはほとんどザラメの加工品ばかりでした。でも、僅かながら黒糖を作っている小さな工場も存在しているようです。100%の黒糖も売っています。

脱線しましたが、朝日でも、使われているのはすぐそばにある島のサトウキビではなく、はるか沖縄の粟国島の黒糖を“輸入”しています。ただ、島のものだけを使って黒糖焼酎を作りたいと言うことから、自分たちでサトウキビを生産し黒糖を作っているそうです。それによってできている焼酎が、「陽出る國の銘酒(ひいずるしまのせえ)」と言うお酒です。二号瓶(360ml)で3千円。たか!いけど、コストを考えれば安いお酒です。

黒糖焼酎は、まず米で工事を作るようです。白麹と黒麹の説明をしてくれます。

飲み切れないくらい試飲させてくれました。

試飲でびっくりしたのが、「南の島の貴婦人」の原酒です。モロミを蒸留し始めて、最初に垂れてくる部分(初留・初垂れ)だけをアルコール44度に仕上げた焼酎の原酒を飲ませてもらいました。これがうまい。衝撃でした。300mlで2000円くらいです。

好きな樽の原酒を買えます。レア感が半端ないです。島外から来た人は是非記念に。

二軒目の喜界島酒造。

最後の試飲の写真のみです。

こちらも面白かったんですが、朝日酒造で満足してしまったところがありますね。あと、ちょっと喜界島酒造の方が設備が荒れてました。ちょっと経営大丈夫かな、と思ってしましました。喜界島酒造の方が生産量は多いみたいなんですけどね。焼酎も「喜界島」の方が知られてますし。

酒造に見学に行くベストなシーズンは?

基本的には10月から5月ぐらいのようです。その年によっても仕込み時期が変わるようなことを言っていました。直接電話して聞いてみるのが確実です。

その時期に行けば仕込みを見れます。やっぱり実際に作っている様子を見たいですよね。

実は、私は二回行って二回とも見れませんでした。2019年10月19日に行ったら、「まだ始まってないよ」と言われて、友達を連れて12月7日に行ったら終わってました。

それでも楽しめましたので、是非行ってみてください。

おすすめの喜界島の黒糖焼酎は?

個人的には、朝日酒造の製品がおすすめです。

普段飲みには25度の「朝日」です。飽きないです。

特別に頑張った時には、「壱乃醸 朝日」もしくは「飛乃流 朝日」ですね。

誰かへのプレゼントは、「南の島の貴婦人」もしくは、喜界島酒造の「キャプテンキッド」ですね。詳しくはまたブログに書きますが、絶品です。

 

以上、喜界島の酒造見学でした。

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