こんにちは、スミながらです。
珊瑚で出来た喜界島にも焼酎の蔵が二軒あります。【朝日酒造】【喜界島酒造】です。その中からおすすめの焼酎とおいしい飲み方をまとめました。
この記事を読めば、自分に合ったおすすめの一本が見つかるはずです。
実際私は一年間、喜界島の黒糖焼酎を晩酌に飲んできました。もともとは日本酒党の私ですが、この島には酒蔵どころかお店に日本酒もほとんど売っていません。仕方なく飲み始めた黒糖焼酎が、今では毎日の食事のお供になりました。適当にネットで調べた情報ではなく、実際に飲んでみたレビューをお伝えします。
喜界島の黒糖焼酎のおすすめは?おすすめの飲み方は?
黒糖焼酎とは?(30秒で説明)
本題に入る前に、黒糖焼酎について知らない方に。
黒糖焼酎とは、簡単に言えばその言葉通り、黒糖を原料として作られる焼酎のことです。芋焼酎の芋の代わりに黒糖が使われています。黒糖を使っていても糖分はゼロです。蒸留酒ですので、糖分は含まれません。米麹を作るところまでは芋焼酎と同じですが、そのあと黒糖を水に溶かした物を入れて二次発酵させます。
他の焼酎に比べると、風味は優しくスッキリしていて飲みやすいです。意外ですよね。
実は奄美群島でしか許されていない製法です。意外と知らない方多いんですよね。なので、別に奄美で芋焼酎なんかも作れないこともないそうですが、今の優遇を危険に晒すメリットがないのでやらないと酒蔵の方が言っていました。
酒造見学の様子はこちら
では、ここから本題。奄美の中でも評価が高い、喜界島の黒糖焼酎。その中のおすすめを紹介します。
一本選ぶとしたら「壱乃醸 朝日」【朝日酒造】
風味豊かなドッシリとした黒糖焼酎を味わうならこれです。黒糖の豊かな香りと優しい味わいを楽しむことができます。これを買っておけば間違いありません 。
普通黒糖焼酎は、白麹を使うことが多いんですが、この銘柄は黒麹を使いメインの黒糖を2.5倍(公式サイトから)も使っています。贅沢な一品です。
私が行きつけの奄美大島の居酒屋「心」で「香りが豊かな黒糖焼酎」をお願いしたらこれが出て来ました。
おすすめの飲み方は、「心」ではソーダ割りを勧められました。それもいいですが、私的には、ストレート→ロックがおすすめです。
プレゼントしたいなら「南の島の貴婦人」【朝日酒造】
黒糖焼酎は、言ってもそれほど個性がある焼酎ではありません。今時の日本酒の様々な甘味、フルーティーさ、複雑さに比べると、いい意味でも悪い意味でも地味です。ただこの一本はそれに見劣りしない風味、華やかさを兼ね備えています。
その理由は、モロミを蒸留し始めて、最初に垂れてくる初垂れだけを使った贅沢な焼酎だから。
蔵の試飲で舐めさせてもらいましたが、衝撃でしたね。その60度くらいで出てくるものを44度に薄めてあります。それでも十分にその風味を楽しめます。
おすすめの飲み方は、冷凍庫に入れて、トロトロになったらストレートで是非。
黒糖焼酎の可能性を感じたいなら「キャプテンキッド」【喜界島酒造】
ウィスキー好きな方はこれで決まりです。
長期熟成を行った黒糖焼酎をさらに樫の樽で7年熟成させたものです。黒糖焼酎の枠を超えて飲んでいただきたい一本です。
喜界島酒造の試飲で、これも衝撃を受けました。ウィスキーにある癖を全て取り払ったスッキリとしたウィスキー、と言う感じでしょうか。
おすすめの飲み方は、ロックですね。
毎日の晩酌におすすめの黒糖焼酎は?
1位 朝日30度【朝日酒造】
結局私が一番買っているお酒です。なんか安心するんですよね。どんな料理にも合うのが朝日の特徴です。非常に飲みやすいながらも、黒糖に含まれているほのかな甘さやミネラルの味が伝わって来ます。
飲み方は、ロックかお湯割りがおすすめ。お湯で割ると一気に香りが放たれます。
2位 3年寝太蔵30度【喜界島酒造】
喜界島酒造の名品です。3年寝かしたものに、5年から10年の古酒をブレンドしてあります。ドッシリとした味と深みを楽しめる黒糖焼酎です。
朝日と飲み比べるとはっきり違いが分かるのが喜界島酒造のお酒です。 喜界島酒造(島では「くろちゅう」と呼ばれてます)の焼酎は味が濃いのが特徴です。ですので、芋焼酎好きの方ですと、こちらの方がお好きかも知れません。
飲み方はロックか水割りで。
3位 たかたろう25度【朝日酒造】
女性がまず飲み始めるならこの一本をお勧めします。朝日酒造で唯一、減圧蒸留で作られているものです。圧力を下げると、低い温度で蒸留できるため、雑味が少なくなりスッキリとした味に仕上がります。ほんとに飲みやすい黒糖焼酎です。
そして、女性にお勧めするもう一つの理由はセンスの良い瓶。今まで見た焼酎の瓶で最もセンスがいいと思います。妻はオブジェ的に飾っています。
飲み方はソーダ割りがお勧め。
おすすめのおつまみは?
島の黒糖を一緒に買って試してみてください。
単純にびっくりするほど合います。やっぱ、同原料ってことはあるんでしょうね。ちょっとかじって一口含んで。なんか、いい時間を楽しめますよ。
ただ味を楽しむだけでなく、その地域を感じれます。こう言うものを生み出し生活している文化があるんだと言うことに思いをはせながらたしなむなら、新たな人生経験となると思います。
以上、喜界島のおすすめの黒糖焼酎でした。是非、実際に手にとって楽しまれてください。
コメント